コラム
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糖尿病とストレスの関係 ― メンタルケアが血糖値を左右する?
糖尿病は血糖値のコントロールが重要ですが、ストレスが血糖値に与える影響は意外と大きいことをご存じですか?今回は、ストレスと糖尿病の関係、そしてメンタルケアで血糖値を安定させる方法について解説します。
ストレスが血糖値に与える影響
ストレスを感じると、体は「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールやアドレナリンを分泌します。これらのホルモンは血糖値を上昇させる作用があるため、ストレスが続くと血糖値が不安定になりやすくなります。
ストレスによる悪循環
ストレスが溜まる → 血糖値が上がる → 血糖値管理に悩む → さらにストレスが溜まる…このような悪循環に陥ることも少なくありません。
メンタルケアで血糖値を安定させる方法
- 深呼吸や瞑想:1日5分の瞑想で心を落ち着かせ、ストレスを軽減します。
- 適度な運動:ウォーキングやストレッチは、気分転換と血糖値の改善に役立ちます。
- 趣味を持つ:読書や音楽、手芸など、自分が楽しめる時間を作ることも大切です。
- 十分な睡眠:質の良い睡眠は、ホルモンバランスを整え、血糖値の安定につながります。
専門家に相談することも重要
ストレスが強すぎる場合や、自分でコントロールできないと感じたときは、カウンセラーや医師に相談するのも一つの方法です。
まとめ
糖尿病管理には食事や運動だけでなく、ストレスをコントロールすることも非常に重要です。日常的なメンタルケアを取り入れて、無理なく血糖値を管理していきましょう。
この記事の監修者
糖尿病・内分泌・生活習慣病内科 金子 千束 医師
糖尿病や内分泌疾患の診療を専門とし、患者さんの生活に寄り添った治療を心がけています。適切な治療により体調が改善し、生活の質が向上した多くの患者さんを拝見してきました。皆さんの生活がより健やかになるよう、一緒に考えていきたいと思います。
プロフィール
- 出身:茨城県(東京都育ち)
- 専門分野:糖尿病・内分泌疾患・生活習慣病
- 趣味:カフェ巡り、旅行、英語絵本多読
主な経歴
- 2009年3月 千葉大学医学部医学科 卒業
- 2009年4月~2011年3月 関東中央病院 初期臨床研修医
- 2011年4月~2015年3月 公立昭和病院 代謝内分泌内科 後期研修医
- 2016年1月~2019年3月 金沢赤十字病院 内科
- 2019年5月~2025年3月 公立昭和病院 糖尿病・内分泌内科(2020年4月より医長)
- 2025年4月~ さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 糖尿病内分泌内科専門外来
専門資格
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
- 日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医
- 日本専門医機構 内分泌代謝・糖尿病内科 領域指導医
吉良 文孝
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 理事長
主な経歴
- 平成15年:東京慈恵会医科大学 卒業
- 平成15年:東京警察病院 勤務
- 平成23年:JCHO東京新宿メディカルセンター 勤務
- 平成29年:株式会社サイキンソー CMEO 就任
- 平成30年:東長崎駅前内科クリニック(消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科・生活習慣病内科) 開院
- 令和3年:さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院(消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科・糖尿病内科・内分泌内科・生活習慣病内科) 開院
専門資格
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会 内視鏡専門医
- 日本肝臓学会 肝臓専門医
- 日本糖尿病学会 会員
- 日本抗加齢学会 会員