内分泌内科の受診のおすすめ
こんにちは。梅雨の季節が近づき、なんとなく身体がだるい・重いと感じる方も多いのではないでしょうか。こうした症状が長引く場合には、注意が必要です。
ホルモンバランスの乱れや、ほかの疾患が隠れている可能性もあります。以下のような症状やご心配がある方は、内分泌内科の受診をおすすめします。
1.甲状腺の異常が疑われる方
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のどの腫れ(甲状腺腫)
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動悸、体重減少、手の震え(バセドウ病など)
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疲れやすい、寒がり、体重増加(橋本病など)
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健康診断で甲状腺ホルモンの異常を指摘された方
2.糖尿病の診断やコントロールが必要な方
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のどが渇く、尿の回数が多い、体重が減ってきた
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健診で血糖値やHbA1cが高いと言われた
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他院で治療中だが血糖コントロールが安定しない方
3.副腎や下垂体の異常が疑われる方
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血圧が極端に高い、急に上がる
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筋力低下、体重増加、皮膚の菲薄化(クッシング症候群など)
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低ナトリウム血症、倦怠感、血圧低下(アジソン病など)
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月経不順や不妊の検査で下垂体ホルモン異常が疑われた方
4.骨粗しょう症の原因を調べたい方
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若年での骨折経験がある
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骨密度が低く、閉経以外の原因が考えられる方
内分泌内科は、ホルモンを分泌する臓器(甲状腺、副腎、下垂体、すい臓など)の病気を専門に診る診療科です。
「体重の変化が激しい」「疲れやすい」「体温調節が難しい」「血圧や血糖が安定しない」といった症状の背景に、ホルモン異常が関係していることもあります。健診でホルモンの異常を指摘された方も、ぜひご相談ください。
当院は予約制です。ご予約はホームページから可能です。
また、内分泌内科の特設サイトもご用意していますので、ぜひご覧ください😊
この記事の監修者
糖尿病・内分泌・生活習慣病内科 金子千束 医師
糖尿病や内分泌疾患の診療を専門とし、患者さんの生活に寄り添った治療を心がけています。適切な治療により体調が改善し、生活の質が向上した多くの患者さんを拝見してきました。皆さんの生活がより健やかになるよう、一緒に考えていきたいと思います。
プロフィール
- 出身:茨城県(東京都育ち)
- 専門分野:糖尿病・内分泌疾患・生活習慣病
- 趣味:カフェ巡り、旅行、英語絵本多読
主な経歴
- 2009年3月 千葉大学医学部医学科 卒業
- 2009年4月〜2011年3月 関東中央病院 初期臨床研修医
- 2011年4月〜2015年3月 公立昭和病院 代謝内分泌内科 後期臨床研修医
- 2016年1月〜2019年3月 金沢赤十字病院 内科
- 2019年5月〜2025年3月 公立昭和病院 糖尿病・内分泌内科(2020年4月より医長)
- 2025年4月~ さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 糖尿病内分泌内科専門外来
専門資格
- ✓ 日本内科学会 総合内科専門医
- ✓ 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
- ✓ 日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医
- ✓ 日本専門医機構 内分泌代謝・糖尿病内科 領域指導医
この記事の監修者
吉良 文孝 医師
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 理事長
主な経歴
- 平成15年:東京慈恵会医科大学 卒業
- 平成15年:東京警察病院 勤務
- 平成23年:JCHO東京新宿メディカルセンター 勤務
- 平成29年:株式会社サイキンソー CMEO 就任
- 平成30年:東長崎駅前内科クリニック 開院
- 令和3年:さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 開院
専門資格
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会 内視鏡専門医
- 日本肝臓学会 肝臓専門医
- 日本糖尿病学会 会員
- 日本抗加齢学会 会員