尿検査って何を見ているの?
【尿検査って何を見ているの?】
当院では必要な方に尿検査をご案内しています。
まず、一般的な健診や診察で確認する尿検査の項目には、尿蛋白・
●尿蛋白
尿の中に蛋白が検出されるかを確認します。通常は陰性です。
糖尿病腎症が進行すると持続的に陽性になります。
・
●尿糖
尿の中に糖が検出されるかを確認します。通常は陰性です。
糖尿病がある方で、血糖値がある程度高くなると陽性になります。
過去に糖尿病と言われたことがない方も、
●潜血
尿の中に血液が検出されるかを確認します。通常は陰性です。
陽性の場合は、腎臓の病気や、尿管結石・膀胱炎・
必要に応じて、
加えて、
●尿中アルブミン
アルブミンはタンパクの一種で、
糖尿病のない方は尿中にアルブミンがみられることはまれです。
一般の尿検査では測定することができないため、
(糖尿病腎症を含む糖尿病の合併症については、
糖尿病の合併症とは?主な症状・予防法を解説 | さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院
●尿ケトン体
インスリンの不足や効きが悪いことが原因で、
・糖尿病性ケトーシス、ケトアシドーシス(
・絶食や飢餓状態
・発熱や感染症
ケトン体が陽性のまま放置すると、
また、SGLT2阻害薬を服用している方で、
まとめ
今回は尿検査で確認する項目についてご紹介しました。
健診で尿検査の異常を指摘された方や、
当院では、
この記事の監修者
糖尿病・内分泌・生活習慣病内科 金子千束 医師
糖尿病や内分泌疾患の診療を専門とし、患者さんの生活に寄り添った治療を心がけています。適切な治療により体調が改善し、生活の質が向上した多くの患者さんを拝見してきました。皆さんの生活がより健やかになるよう、一緒に考えていきたいと思います。
プロフィール
- 出身:茨城県(東京都育ち)
- 専門分野:糖尿病・内分泌疾患・生活習慣病
- 趣味:カフェ巡り、旅行、英語絵本多読
主な経歴
- 2009年3月 千葉大学医学部医学科 卒業
- 2009年4月〜2011年3月 関東中央病院 初期臨床研修医
- 2011年4月〜2015年3月 公立昭和病院 代謝内分泌内科 後期臨床研修医
- 2016年1月〜2019年3月 金沢赤十字病院 内科
- 2019年5月〜2025年3月 公立昭和病院 糖尿病・内分泌内科(2020年4月より医長)
- 2025年4月~ さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 糖尿病内分泌内科専門外来
専門資格
- ✓ 日本内科学会 総合内科専門医
- ✓ 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
- ✓ 日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医
- ✓ 日本専門医機構 内分泌代謝・糖尿病内科 領域指導医
この記事の監修者
吉良 文孝 医師
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 理事長
主な経歴
- 平成15年:東京慈恵会医科大学 卒業
- 平成15年:東京警察病院 勤務
- 平成23年:JCHO東京新宿メディカルセンター 勤務
- 平成29年:株式会社サイキンソー CMEO 就任
- 平成30年:東長崎駅前内科クリニック 開院
- 令和3年:さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 開院
専門資格
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会 内視鏡専門医
- 日本肝臓学会 肝臓専門医
- 日本糖尿病学会 会員
- 日本抗加齢学会 会員