コラム
糖尿病チェックシート
糖尿病チェックシートで、あなたの健康リスクを確認しませんか?
糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がなく進行するため、「気がついた時にはすでに合併症が進行していた」というケースも少なくありません。そこで重要になるのが、ご自身の生活習慣や体調の変化に気づくことです。当院では、糖尿病の早期発見・予防のために、「糖尿病チェックシート」を作成しました。
このチェックシートでは、糖尿病の危険因子とされる項目を多数網羅しておりが、それ以外にも以下のような項目も重要です。
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BMI(体格指数)が25以上ある
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血圧やコレステロール、中性脂肪が高めと指摘された
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運動不足、または座りっぱなしの時間が長い
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糖尿病性網膜症(視力低下)や腎症、神経障害(しびれ・感覚低下)などの症状が気になる
チェックが多くついた場合、すでに「糖尿病予備群」や「初期の糖尿病」の可能性も否定できません。糖尿病は血管障害を通じて、失明・透析・足の切断・心筋梗塞・脳梗塞など、生活の質を著しく損なう合併症を引き起こします。しかし早期であればあるほど、食事療法や運動療法、場合によっては薬物療法で進行を防ぐことが可能です。
当院では、糖尿病専門医と連携し、最新の診療ガイドライン(日本糖尿病学会 2024年版【1】)に基づいた糖尿病診療を行っております。とくに合併症の早期スクリーニングにも力を入れており、網膜症(眼科連携)、腎症(尿検査)、神経障害(足チェック)を包括的に評価します0810 (1)0911_1。
健康診断で「血糖値が高め」と言われた方や、日常生活で気になる症状がある方は、このチェックシートを活用して、ぜひ一度、当院の糖尿病外来へご相談ください。ご自身の健康を守る第一歩は、「気づくこと」から始まります。