糖尿病の治療法

薬物療法

薬物療法は、食事や運動だけでは血糖値をコントロールしきれない場合に行います。
インスリン療法と経口薬を組み合わせることで、効果的な血糖値の管理が可能です。

インスリン療法

特徴	1型糖尿病やインスリン分泌が不十分な患者様に使用。 超速効型・速効型インスリン: 食後の血糖値上昇を抑える。 中間型・持効型溶解インスリン: 1日の基礎血糖値を安定させる。
患者様のサポート	注射のタイミングや方法を丁寧に指導。 日常生活に合わせた使い方を提案。

経口薬

作用の種類	DPP-4阻害剤: インスリン分泌を促進。 SGLT2阻害剤: 余分な糖を尿として排出。 メトホルミン: 肝臓での糖の産生を抑え、インスリンの効きを良くする GLP-1受容体作動薬: 満腹感を与え、食事量を自然に抑える。
メリットと注意点	組み合わせにより、患者様ごとの症状に対応。 副作用（低血糖、吐き気など）への注意と定期的なフォローアップを実施。

その他の注射薬

• GLP-1受容体作動薬・GIP/GLP-1受容体作動薬

最新の治療技術

糖尿病治療は進化を続けています。当院では、最新技術を活用し、患者様の負担を軽減しながら効果的な治療を提供しています。

インスリンポンプ療法

概要	腹部に小型のポンプを装着し、24時間インスリンを持続的に注入する治療法。
メリット	注射の回数を減らし、患者様の生活の質（QOL）を向上。 血糖値の変動が少なく、安定したコントロールが可能。

フラッシュグルコースモニタリング（FreeStyle リブレなど）

従来の指先採血に代わり、非侵襲的に持続的に血糖値を測定できるシステムです。

特徴	腕に装着したセンサーに専用リーダーやスマートフォンをかざすだけで血糖値を測定可能。 測定値だけでなく、血糖値の変動や傾向も把握できる。
メリット	痛みを伴わず、簡単に頻繁な測定が可能。 血糖値管理の意識を向上させ、生活改善につなげる。
推奨される患者様	血糖値の頻繁なチェックが必要な方。 血糖値の変動が大きく、生活改善を目指す方。

当院でのサポート体制

患者様とのコミュニケーション

• 治療方法や生活改善の具体的なアドバイスを、わかりやすく丁寧に説明します。
• 治療に関する不安や疑問にいつでもお答えします。

ライフスタイルに合わせた治療プラン

• 働きながら治療を受けたい方や高齢の患者様など、個々の状況に合わせたプランを提案します。
• 最新技術を取り入れ、患者様の負担を軽減します。

定期的なフォローアップ

• 血糖値やHbA1cの定期的な測定を実施し、治療効果を評価します。
• 状況に応じて治療計画を調整し、最善の結果を目指します。