血液検査

血液検査は、体内のさまざまな状態を把握するための基本的かつ重要な診断手段です。
特に内分泌疾患の診断では、ホルモンの分泌状況や全身の健康状態を評価するために欠かせない検査です。
血液検査の目的
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ホルモン値の測定
甲状腺ホルモン(TSH、FT3、FT4)や副腎ホルモン(コルチゾール、アルドステロン)など、内分泌系に関連するホルモンを測定します。
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電解質バランスの確認
ナトリウムやカリウムなど、体内の電解質バランスを調べます。
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全身状態の評価
貧血、炎症、腎機能、肝機能など、全身の健康状態を把握します。
検査の流れ
事前準備
一部の血液検査では、検査前に絶食が必要な場合があります。事前に医師の指示に従ってください。
採血の実施
腕の静脈から血液を採取します。採血は短時間で終わり、痛みもわずかです。
結果の説明
検査結果は数日以内に医師から説明があり、診断や治療方針に反映されます。
主な対象となる疾患
甲状腺疾患 | 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や甲状腺機能低下症(橋本病)の診断に必要です。 |
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副腎疾患 | 原発性アルドステロン症やクッシング症候群、副腎皮質機能低下症の診断に利用されます。 |
下垂体疾患 | 成長ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の異常を調べます。 |
検査後の注意点
- 採血後は、採血部位をしっかり押さえて止血してください。
- 特に制限や副作用はありませんが、体調に不安がある場合は医師に相談してください。
当クリニックのサポート
血液検査の実施には、専門的な知識と技術が必要です。
当クリニックでは、最新の設備を用いて正確な診断を行い、患者さま一人ひとりに適した治療計画を提案します。
治療後のフォローアップも含めて、長期的な健康管理をサポートします。
お困りの症状や治療についてのご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。